外来のご案内
フットケア外来
糖尿病足病変とは
糖尿病の3大合併症として『糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害』があります。糖尿病神経障害は足の血液の流れが悪くなる循環障害、高血糖による影響で、足のわずかな病変から潰瘍や壊疽が生じてきます。これを『糖尿病足病変』と呼びます。
糖尿病フットケア外来とは
当院では、フットケア外来を2007年から開設しております。
糖尿病神経障害や血流障害のある方を対象に、足病変の予防、早期発見、重症化しないために、医師の指示のもと糖尿病重症化予防研修(フットケア研修)を修了した看護師や糖尿病看護認定看護師が支援しています。
足病変を予防するためには、胼胝(たこ)や鶏眼(うおの目)、踵のひび割れ、巻き爪、肥厚した爪、水虫のケアを適切に処置することが大切です。
患者さんが自分の足を良く見て、足のお手入れが出来るようにセルフケアの方法をお伝えする場でもあり、良好な血糖コントロールを保つために、療養行動でお困りのこと等を相談していただく場でもあります。
対象となる方
医師が必要と判断した下記の方
- 糖尿病神経障害や血流障害のある方
- 下肢や足趾を切断されている方
- 足潰瘍のある方
ケアの内容
足の観察方法足の洗い方、軟膏の付け方、爪の切り方、やすりのかけ方、正しい靴の履き方や靴の選び方、足病変予防のための下肢運動、たこ、うおの目等の角質削り、爪水虫ケア、傷の処置、爪ケア、インソールの案内 など